サウナに甘えられない日記

徘徊しがちなサウナ好き

西武対ソフトバンク戦・所沢徘徊・久松湯(練馬区)

5/4
地下鉄赤塚駅から、小竹向原駅経由、西武球場前駅へと乗り継いだ。

ベルーナドームこと西武球場では、西武対ソフトバンクの試合を観た。

先発投手は防御率0点台の今井と1点台のモイネロで、痺れる投手戦を期待したけれども、初回から点の動く展開だった。
先制点はソフトバンクの1番打者・周東の脚でキメた得点だった。
周東はやはり足が速い。個人的には全盛期の山田哲人みたく、気配を出さず、サラリと陥れる走塁が好みだけれど、これだけ存在感を出してマークされてもガッツリ走塁できる周東、それはそれでスゴいことだと思う。

またソフトバンク側の先制点が脚を生かした得点だったので、対する西武側も脚を生かそうと躍起になっていた。
7番打者の渡部健人は176cm/115kgのセリーグではあまり見かけない巨体だけれど、塁上に出れば、先の塁をずっと狙っている。

ベイスターズは走塁でケガしがちな選手が多いこともあり(オースティンの肉離れ等)、個人的には、走塁は身の丈に応じて欲しいと思っちゃいるし、正直おっかないなと見てしまう。

でも確実なポジションを得られていない若手は這い上がることに必死だし、ここはDH制もあるパリーグか。
走りたければ走ればいい。それが生き残るための道ならば。

試合は延長10回裏、外崎修汰が決めた。
延長になると負けてばかりだった西武が、15試合ぶりに延長戦からの勝利。4時間弱の試合は長丁場だったけれど、せっかく西武ライオンズから招待券をもらったんだ。今日は西武が勝ってよかった。





試合のあとはぎゅうぎゅう詰めの列車に乗り、所沢で途中下車した。
17時半の所沢・プロぺ通り。そして蛭子能収の壁画が並ぶ、盃横丁。

ちなみに、プロペ通りの名前は、所沢市が日本の航空発祥の地であり、プロペラに由来しているらしい。ん?「ら抜き」言葉?





所沢のどこかでサクッと飲んで帰ろうとしたけど、どの店も賑やかそうに感じて、呼ばれてない気がしたから後にした。
良さげな立ち飲み屋があって覗いてみたけど、客同士の距離が近そうな店にも感じて「ちょっと今日は違うな」と。
あとは通行人の会話も耳に情報として、必要以上に流れ込み、頭がパンクしかかってる。逃げろ。



すべてに意味を見出そうとするな。それはお前にとって諸刃の剣だ。












帰りはインターネットの友人に勧められた、桜台駅近くの「天然温泉 久松湯」に寄った。

いわゆる「デザイナーズ系」の銭湯。
銭湯なのに税金のかかってそうな雰囲気(平成後期以降に完成した地方の箱物施設で、なんちゃら交流センターみたいな)が、ちょっと面白かった。
オシャレではあるんだけど、30年後には「あの時代に流行った様式の〜」と、トレンド論と合わせて語られるのかな。

久松湯の女湯は、
・遠赤外線ストーブの90度しっかりめサウナ
・16-17度くらいのバイブラ付き水風呂
が導線良く配置されて、外気浴も露天風呂スペースの石段に座ると夜風が心地いい。

普段使いよりは少しパワフルめに感じるサウナ室だけれど、下段を選べば疲れ過ぎないし、声をかけてきた常連と思われる御婦人も下段を選んでいた。

あと温泉の泉質がよかった。
有馬温泉・金の湯みたいな、黄金色のよく温もるお湯。
高張性でやや強めの泉質だけれど、いい具合に体力を削いできて、今夜はぐっすり眠れそう。なんだか湯治場向けの泉質というか、ベストは冬場?
湯温以上に温もる感じがあって、肌寒い季節にこの温泉浸かったら最高だろうな。なんならサウナ抜きでもいい。





駅へ向かう道すがら、立ち止まり、自由(ノンアル)を飲み干す。





駅周辺。これだけでお巡りさんの輪郭を感じる。さすが警視庁だな。





永遠の少年少女。本人たちの知らぬところで、延々と使われ続ける写真。





おぱんちゅうさぎの実写版が蛭子能収だったら……と頭をよぎった。なぜ蛭子さん。
でも蛭子能収の描くイラストは、人間の肌が桃色で描かれることも多いので、盃横丁にあった壁画の記憶からも蛭子さんを連想したんだろうな。





しかし改めて振り返っても、所沢以降の記憶がおかしいな。
始発で動き回り、頭の奥が疲れていたんだと思う。そしてモロモロあやしい時は無理をしないこと。そもそもお前は情報の取捨選択がヘタクソだからな。
楽しかったけど、仕事の日よりなんだか疲れた。不器用過ぎて笑うわ。