東静岡「柚木の郷」のあと、私は大垣に向かった。
浜松駅を過ぎ、弁天島周辺の眺めがいい。南側の車窓。
1532 東静岡
1655 1701 浜松
1735 1743 豊橋
1838 1850 名古屋
1928 大垣
名古屋駅のホームで味噌きしめんを食べた。黄身は麺の残量20%くらいで割る派です。
大垣に着いた時には、もう夜だった。
お宿は大垣市の3000円引きクーポンで予約した「くれたけインプレミアム大垣駅前」さん。
くれたけイン系列では、ウェルカムドリンク各種の用意があるが、大垣駅前店では大垣や岐阜の地酒も各種揃えられている。おひとりさま一杯限りではあるけれど、どのお酒も魅力的に映ってしまう。
(特にこのムカデが美味しかった)
お酒弱いのに飲んでしまう、岐阜の酒だと知ると余計に飲まずにはいられない。水は高い方から低い方に流れるし、酒はグラスから口に流れる。そんなのどうしようもないじゃない(酔)
— ゆーげん (@yuge_de) 2024年3月8日
半合も飲まず、勢いよくヘベレケてしまったけれど、結果オーライ。
酔いを醒ましながら、サウナ、行ってみるか。
大垣駅から徒歩30分、またはバス15分。
または養老鉄道の西大垣駅から徒歩8分ほどの所にある「いずみ湯」さん。
正直、人を選ぶ施設だとは思う。でも私は好きかも。
おおらかで生活感があって、一般的な銭湯を通り越して、温泉地にある地元民向けの共同浴場にも近い印象を受ける。
温泉マニアが言うところの「ジモ専」にお邪魔しているみたいな、飾りっ気のない温浴施設。
古びたカランも、くもりっぱなしの浴場も、長い目で見てしまえば、耐用年数のことも考えてしまう。
でも今夜の冷えとバランスのいいあつ湯と、気取らずに居られる安心感が、程よく私を弛緩させていき、手足を伸ばすのも心地いい。
電気風呂もツウ好みのコンテンツというか、関東圏ではなかなかお見かけしない、容赦のない痺れだった。
銭湯電気保養協会さんのマップでも堂々のパワー5!
電気風呂ビギナーにはオススメできないけれど、我こそは!と思う方は是非。
denkiburo.jimdofree.com
そして小ぶりながら、肌を包み込む熱気でしっかりアツアツなサウナと、水都クオリティの水風呂。
今年の冬は冷たい水風呂を避けがちな体調だったけれど、ここの水風呂は冷たさもあるのに、スンナリと入れた。
「こりゃ、たまらん施設だな」と頷きながら水風呂に浸かる。
22時を過ぎるとサウナ室の灯りは消灯し、結局閉館の22:15まで滞在してしまった。
帰り道は雨の降る中、傘がない帰り道だった。
ただ雨に濡れる、濡れネズミ。
景色を眺める余裕はあっても、かじかむ手でカメラを構える余裕はなく、数枚しか写真は残っていない。
さらに雨が強くなり、養老鉄道の西大垣駅へ向かう道を調べながら歩いていると、深めの水たまりにくるぶしまで足をハメてしまった。
西大垣駅の木造駅舎を隅々まで愛でる余裕もなく、靴はぐちょぐちょ。
でも「絶対に風邪だけはひくなよ!」と暗示をかけながら「そういうのも含めて旅だよな!」と思うと、あながち悪い気もしない。
22時41分、終電のひとつ前の電車に乗り、私は大垣の宿に戻った。
楽しかった日は、ひとり夜道でわらう。