サウナに甘えられない日記

徘徊しがちなサウナ好き

大桟橋食堂で食べなかった日

日曜日の酒と、それらが残った気だるさで、弁当づくりもおサボりした月曜日。
どこかで昼メシ食べようと、海沿いの食堂にやって来た。


結局は、前日の暴食が祟ってしまい、500円の定食を食べても500円分満足できる自信が無かったので「今日のお昼は潮風とカット野菜でいいな」と思い、その場では黙って海を眺める程度だった。

茶を飲むグラスがワンカップの空き容器で、真っ昼間なのに、どこか退廃した空気が堪能できる「大桟橋食堂」さん。
500円ぽっきりで、ご飯・味噌汁おかわり放題という、随分と太っ腹な食堂だけれども、今でも金曜はモツ煮込み定食の日だろうか。


コロナ禍の緊急事態宣言下に行われていた、関内さくら通りにある、居酒屋さんのランチ営業。
この店もメニューにモツ煮込み定食があったり、セルフサービスのお冷のグラスも好きに選べるお店だった。

そして仕事の昼休みなのに、あえて「こだわり酒場 レモンサワー」と書かれたアルミタンブラーを選びたがる、近隣サラリーマンたちのノリも良く、無意識の連携感というか、シラフなのに、それぞれがそれぞれに口数少なくも、場の空気を作り出す。
各々の現実逃避が思わぬ方向で花開いていた空間は、束の間の夢のようだった。


最近はチマチマと節制も兼ねて、職場内での手弁当の日々だけれど、たまに外食しようすると、いつもと違う視界が開けて面白く思う。