サウナに甘えられない日記

徘徊しがちなサウナ好き

はじめて町田を徘徊した話

昨日は町田に出かけ、用事の時間まで、初見の町をふらふら歩いた。
町田は思っていたより肌寒いところだったので、通りすがりの古着屋で300円の古着を買い増して、緑色の生地に白い糸で「CHICAGO」と刺繍されたいい感じのスウェットをその場で着用し、見慣れない自分でほっつき歩いた。
縫製は値段なりに感じたけれど、300円で買える幸せの中では、まぁ悪くないかなと思えた。


夜、用事を済ませて再び町田の夜道へ。
小田急駅の存在感は新宿っぽいけれど、土地に高低差があって、すこし渋谷にも似ている気がする。


ずんずんと歩いていると、いい感じの鼻歌を歌う黒人さんが近くを歩いていて、鼻歌のご機嫌具合が私にも感染し、えらくいい気分になった。
気分がいいから「HEY!」とでも声掛けて、知らん人と知らん夜を一緒に歩きたくもなったけれど、危ないな。自分の軽率さに気づいて踏みとどまる。なんという野生のセイレーンだ。

またこういう声掛けから、自分では選ばない道になだれ込むのも、それなりに楽しそうだけれど、リスクも高すぎる。日常に帰れなくなったら大変だ。




大和横丁の辺りや、仲見世商店街辺りを徘徊したのは楽しかったけれど、結局この日はガストで飲んだ。

「醤油をかけたフライドポテトと唐揚げを、ハイボールで流し込みたい」と事前に食べたいものがハッキリしていたので無難なガスト飲みを選んだのはある。
でも日曜夜だというのに、あたらしく手に入れた「CHICAGO」のスウェットを着て、どこか浮き足立った自分自身がいたので、そこに対する警戒心もあったかもしれない。
冒険心がうごめいて、今日は何だかあぶないな、と。




酒はうまいし、酔いは心地いい。調子に乗って二杯も飲んでしまった。

でもあれだ。終電を駅のトイレに忘れぬ程度に、水を飲んで酔いを醒まそう。そういう所、あるからな。