サウナに甘えられない日記

徘徊しがちなサウナ好き

中島館の良さを語りたい(弘明寺)

こんにちは、ゆーげんです。
初対面の方からたまに「よく行くサウナ」「すきなサウナ」を聞かれることがあるのですが、「いきなりローカルのサウナ名を出していいのかな……」と言葉に詰まりがちなので、今日は私のすきなサウナ施設・横浜市弘明寺にある中島館のことをブログで語らせてください。


(口コミ等で察せてしまう部分もあると思いますが、それでも私は中島館が好きです)

横浜市営地下鉄弘明寺駅のA2出口から歩いて2分足らずの理想郷!
中島館は銭湯でありながら、品川~川崎~横浜エリアで時折見かける、ヌルっとした黒湯の温泉があり、しかもそれがオトコマエな44度前後の半露天風呂(女湯でもしっかりめの熱さ!)なのが、まず私のお気に入りポイントです。
梅雨明け前くらい、冷房疲れし出す季節には、この黒湯露天で首後ろの血流多い部分までしっかり暖めると、ひたすら効きます。


サウナは、ストーンの置かれたドライサウナで、テレビ付き。
温度計は90度前後を指していることが多いけど、湿度の存在感もあり、あつ湯との相乗効果なのか、息苦しさが少ない割に、発汗がすこぶるいい気がします。常連のマダムは「短時間勝負したい時はココ」と話していました。

室内の温度には、ややムラっけを感じますが、そこはご愛敬。
「サウナ室の調子が上がらない時は長居ができてラッキーだし、サウナ室がアゲアゲなら水風呂に長く浸かればいいし」と、釣り人がアタリを待つかのよう、ゆるくジッと座るのですが、私の中では、そのムラっけにも、不思議と人間味を感じてしまうし、期待するのをやめた時こそ「いい感じ」になりがちなのもわかっていて、気まぐれな所も含めて愛してるのでしょう。


サウナ室すぐ隣にある水風呂は、20度前後で非加熱の黒湯がジャバジャバと蛇口から注がれ、延々といられる水風呂です。
むかし「温泉は地球の体液」という言い回しを目にしたことがあるけれど、中島館の黒湯水風呂も「地球の体液」他ならない。
黒湯の透明度数十センチの世界に身を委ねていると、モール系のほのかな香りの中、我を失っていく感覚もあります。

(2023年のサウナイキタイ アドベントカレンダーにも、ミナトナツミさんが書かれた黒湯の水風呂を愛でる記事がありました。共感の嵐。都内~横浜の黒湯水風呂サウナのリスト付きです)
sauna-ikitai.com

また中島館の水風呂は、水風呂未克服でも比較的入りやすい水温なので、サウナ歴浅めの方や水風呂苦手な方にも是非試していただきたいです。
ぬるめの水風呂に対し、徐々に身体が馴染んでいくのも気持ちがいいし、うっかり水風呂に浸かりすぎて、身体が冷えきっても大丈夫。パワフルなあつ湯で一気にリカバリーできてしまうのも、魅力に思うポイントです。


そして脱衣所の奥にはちょっとした薄暗い休憩スペースがあったり(亀遊館にも似ている)、ドライヤーは無料なのに風量の強いダイソンだったり、脱衣所内の自動販売機にノンアルコールビールがあったり……と、私好みな要素が積み重なり、いつもありがとう!と思っています。


週替わりで男女浴室が入れ替わる作りなのも、またいいですね。
以前から、男女が入れ替わるタイプの銭湯は、どちらの性別も向いている、いい感じの施設が多いなとは何となく思っていましたが、ハード面が常時レディースデー状態
女湯でもあつ湯がしっかり熱い(戸部の記念湯とか)傾向がある上に、自己満足ではありますが、身長高めの女性側からすると、メンズ服を着ているような無理のない感じというか、背丈と施設の噛み合っている部分に出会うと、何だかすこし嬉しくなるんです。


ああ、私にとっての偏愛がほどよく詰まった中島館!
さらに言えば弘明寺の町歩きも面白いです。弘明寺の商店街やいい感じの飲食店、凶ばかりが出るという弘明寺のおみくじに、商店街の中ほどから見渡せる大岡川では、春になれば桜の花びらが舞い、鎌倉街道沿いにある、戦前に作られた公衆トイレもさりげない町の見どころに思えます。銭湯前の散歩、銭湯後の散歩、両方楽しめます。










私の意見はあくまで私の意見である点はご容赦下さい。
さらに言えば「すきなサウナ=通いやすいサウナ」でもあるので、地の利で加算されている部分も加味して下さい。
Xの文字数制限内や対面では語りきれなさそうな、私のすきなサウナ施設と町のことを、偏愛込み、思うがままに語ってみました。
こうしてたまに、自分の思うことを壁打ちでもいいので、語っていたいです。